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LAMP - 3rd Album「木洩陽通りにて」

1.今夜も君にテレフォンコール - ★★★★
繊細なメロディーと歌詞が特徴的。というのはLAMPのすべての曲に当てはまってしまうので、このレビューではサウンド面でいろいろとコメントしたい。
ジャズ、フュージョンっぽいアプローチのキーボードや、はっぴいえんどあたりに影響を受けていそうな歌声が、彼らの色となってそのまま出ている。
60,70年代のポップスに影響を受けているのは明らかだが、古くさいのではなく、それを21世紀に新鮮に届かせているのが良い。

2.木洩陽の季節 - ★★★★
クニャクニャのファンキーなエフェクトをかけたキーボードをバックに、ファンクみたいなひねくれた旋律音を奏でている。そこに美しいストリングスと、女性ボーカルが乗っかって、大変良いムードの曲である。
聴いていると、公園で木漏れ日を浴びているような感じがする。そんな曲である。とてもありきたりな言い方だけど…。

3.抱きよせたい - ★★★★★(+★)
この曲を聴いた途端、僕は頭に電撃のようなものを浴びせられたような気がした。
一瞬でバラバラになりそうな繊細なアコギのイントロから、上昇する旋律のAメロの一瞬がとても切ない。
「抱きよせたい」。「抱きしめたい」では無いのだ。そういう部分が彼らのすごく繊細さを象徴している様だ。
コーラスワークも秀逸。

4.紙魚だらけの歌 - ★★★★☆
イントロ無しでいきなりAメロ。
スタッカートのバンド隊にリヴァーブがかかっていて、心地よい残響を生み出している。
所々で入るキーボードや木琴の響きもいい。

5.君を待つ間に - ★★★★
マラカスと、リズムの揺れるキーボードが、レトロなポサノヴァっぽくてなんか良い雰囲気。
ボーカルの重ね方(エフェクトかな?)がいい。深みを感じるし、歌を強調できるし、我々は引き込まれるし。
後半の盛り上がりが好き。

6.夜風 - ★★★★★
Polarisとかフィッシュマンズとか、そういうダブっぽい雰囲気のイントロ。
そこからゆったりしたメロディーへ。ありがちだけど好きな展開の曲です。
バックで鳴るギターと、笛(?)が良い。

7.冷たい夜の光 - ★★★★★(+★)
メンバー自身がブログで

僕の人生ベスト10入る曲だよ。「冷たい夜の光」は。
すごい!
多分、他のバンドにはこんな曲を作れる人はいないと思う。いるわけない。可能性を感じない。

と絶賛する曲。確かに名曲です。
センチメンタルさを凝縮したかのような旋律とサウンド。ぼろぼろに崩れそうな脆さ、切なさを感じる。
ART-SCHOOLにも同じようなことが言えるけど、それとはまた違う脆さだったり切なさだったりです。とても良い曲。

8.春ノ空 - ★★★★★(+★)
センチメンタルなストリングスと、その後に続くポップな演奏のギャップが面白い。
サウンド的にいろいろと面白いです。笛が鳴ってたり。
一分以上続き、最後にはフェイドアウトするアウトロも良いです。
何とも言えない雰囲気。

感想 - ★★★★☆
こういうほんわかしたムードのアルバムも好きですね。
心なごみます。
秋が楽しみになります。絶対秋に合うアルバム、アーティストですよ。彼らは。

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