- 2008-11-11 (火) 20:55
- envy
いわゆる「激情系」ハードコアの代表的存在。
ハードコアというが、この作品は「A Dead Sinking Story」から続く、音響、空間系的要素も取り入れてからの作品なので、初期のゴリゴリなハードコアではない。
1.Further ahead of warp - ★★★★★
資生堂マキアージュのコマーシャルに使われた。
倍音全開のディストーションギターが耳に心地よい。
僕ははじめてこの曲を聴いた時、イントロだけで月までぶっ飛ぶような衝撃を受けたような気がする。
衝動的にガリガリと叫ぶボーカルももはや既に楽器の一部。
この轟音の気持ち良さと来たら、素晴らしいの一言だけでは足りない。
2.Shield of selflessness - ★★★★
#1からなだれ込むようにスタートする。
三拍子に広い空間を感じさせるようなサウンドを拡げる。
短調で、なんとも悲しげに叫ばれる。激情。轟音。
3.Scene - ★★★★★(+★)
静かなアルペジオからスタートしてだんだんと盛り上がっていく展開。
正直ツボです。
シンセサイザーも大いに取り入れて、初期の狂気に満ちた空気はないが、とてつもなくカッコ良い。
壮大で神聖で、それでいて廃墟的な美しさがある。
4.Crystallize - ★★★☆
イントロからゴリゴリと。
そのあと静かになる。
何かの儀式のような感じがする。何かを召還しそう。
D Majorに至るまでのコード進行があまり素直じゃない気がする。
5.The unknown glow - ★★★★
ここから後半と言った感じ。
15分間の長曲。
まず静かに始まり、そこから轟音が響く、という構成が三曲続く。
#7にも使われる「レレレレレ」というギターが下で鳴って、その上をドラムとアルペジオが進んでいく。
そして急に例のシャウト。
6.Night in winter - ★★★★☆
イントロは空間系のシンセサイザーも加わって、アルペジオのギターが静謐な空間に響き渡る感じ。
4分あたりから轟音が響きわたる。ものすごい轟音。にもかかわらず、素直なコードと倍音がすごく優しい。
そして、そのまま次の曲へと続く。
7.A warm room - ★★★★
前曲から繋がる。
語りの後に激情。そしてフェイドアウト。
四分間ずっと収まることなく続くディストーションは神々しい。
感想 - ★★★★
中盤辺り少しだれるが、いい盤である。
7曲で60分近くと、かなり長い曲があるのが特徴。
全体としては、やはり初期から続くシャウトと轟音ギターのサウンド、それと語りが印象に残る。
トリップするか耳が痛くなるかは気分次第か。
しかし、このアルバムは倍音がかなり効いていて、かなり聴きやすい。
#3「Scene」あたりは凄く優しくて良い。
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