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七尾旅人 − 4th Single「ナイト・オブ・ザ・ヘディング・ヘッド」

ジャケットに、何とも言えない良さが有る。

ナイト・オブ・ザ・ヘディング・ヘッド

1.エンゼルコール – ★★★★★
2ndアルバム、「ヘヴンリィ・パンク:アダージョ」に収録。
曲は「萌の歯」あたりと同じ雰囲気だが、曲調のお伽噺的傾向は薄れ(勿論歌詞は別)、ビートを前面に出してきている感じがある。
巧妙にしかけられている音のひとつひとつが、点描のよう。一つの世界をしっかりと築き上げている。
いままでのどの曲よりも地に足がついているように聴こえる。しっかりと足を踏みしめつつも、つかみどころのない浮遊感を持って前に進んでいると言った感じか。そういった意味ではあまり聴く事のできない種類の曲かもしれない。
なにげに曲構成もしっかりとしているのであった(A-B-A-B-C……)。
彼の1stアルバムから2ndアルバムへの、ちょうど曲がり角にある曲です。

2.振動の国 – ★★★★★(+★)
三音だけ、跳ねるような音の後にいきなり音の洪水で、目が醒めたような気分になる。
オートチューンをかけたボーカル(1stの「バニフォーおもちゃ工場の連中だよ! ~露コナツ最初の日~」のAメロのような感じ)が特徴的なのと、明確なコード進行が前面に出ているのが良い。
夢の中で揺られるような、そう言う感じの電子音が音の上部でゆらゆらと跳ねる。

3.雨傘行進曲 – ★★★★
「行進曲」と言いつつも、三拍子のリズムで、ゆったりと進む。
雨の日の、あの日が射さない薄暗さと、何とも言えない気だるさが味わえる。
後半、テンポを上げてくる。
彼のシングルのB面曲 (タイトル曲が無いため何と表現していいのかわからないが、1曲目以外の曲) は、なかなかクオリティが高いのだが、この「ナイト・オブ・ザ・ヘディング・ヘッド」の2曲は、そのなかでも珠玉の二曲である。と思う。

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