- 2007-09-16 (日) 9:09
- 中村一義
このアルバムは、僕が中村一義を知ってからしばらく経つまで、全くわからなかった。
アルバム「100s」のようなバンドの激しさも無ければ、ERAにあるある種のキャッチーさもないし、音もなんだか籠りがちだ。
でも、中村一義と100sの全てのアルバムを聴き込んでみると、やっぱり初期の「金字塔」と「太陽」が最高だと思うようになってきた。
「金字塔」には—もちろん他のアルバムもなのだけれど—中村一義の人間としての魅力がいちばんつまっているアルバムなんじゃないかな。
中村一義が十代のときに感じたことが、曲に、詩につまっている。
そんなアルバムなんだろうな。
ちなみに、ほとんどの楽器、ギターにベースにドラムまで、彼自身が演奏している。
| 金字塔 | |
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1.始まりとは – 採点なし
アコースティックギターにあわせて、「全てに溢れ、何かが無くて…。」というふうに、語る。
それだけ。
2.犬と猫 – ★★★★★
デビュー曲かつ、彼の代表曲。
メロディーラインと難解で何の意味も無いかに思える歌詞に、初期の魅力がたっぷりつまっている。
また、シンプルに聴こえて工夫のこらされたサウンドが楽しい。
「町を背に僕は行く。今じゃワイワイ出来ないんだ。」というところに、彼の決意を感じる。
いまは100sというバンドでワイワイできてるもんな、彼は。
3.街の灯 – ★★★★
弾き語り。
歌詞が考えさせられるなあ。「引きこもりの散歩」ということらしい。
歌声が心に響く。
4.天才とは – ★★★★★(+★)
シングル曲。
友達と天才の名前を挙げてみる。
サビのメロディーが飛翔するようで楽しい。
初めて聴いた人でも楽しめるようなメロディーです。
彼こそ天才なのか?
5.瞬間で – 採点なし
短いインターリュード。
オルガンなどにのせて歌っている。
6.魔法を信じ続けるかい? – ★★★★★
けっこうポジティブな曲調。
メロディーメーカーとしての彼の才能がここで開花。
サビの旋律も秀逸です。かっこいい。
歌詞がこころなしかポジティブ。
7.どこにいる – 採点なし
散歩しているみたいなインターリュード。
部屋から出て、部屋に戻ってくる。
「土手ッ!」が笑える。おもしろいです。
8.ここにいる – ★★★★★
僕は、今、ここにいる。
メロディーはこのアルバムの中で二番目に好きな曲(一番は「永遠なるもの」)。
浮遊感のあるファルセットと、ピアノが印象的。
チューニングが低めに設定されている。
9.まる・さんかく・しかく – ★★☆
「ひらけ!ポンキッキ」の曲のカバー曲。
アルバムの中ではひとつだけ浮いている。
原曲よりもテンポが遅め。
10.天才たち – 採点なし
インターリュード。
ざわめき。そして、「いっせーのせ!」という叫び声。見事な橋渡し。
11.いっせーのせ! – ★★★★
スルメ曲。
堕落してるような時期も、そう、台本の一部だっていうような。
とか、
“死にそう”もね、“希望”もね、もう同じとこにあるっていう意味で…。
とかいう歌詞が特徴。
12.謎 – ★★★★
「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」的なけだるさを感じる。
まさに謎めいた雰囲気。
13.いつか – ★★★★
「天才とは」のc/w。
機械を通したような籠った声と、コーラスが印象的。
アレンジは井上鑑氏。
14.永遠なるもの – ★★★★★(+★)
中村一義の中で、この曲を越えるものはあるのか!いや、ない!と言った感じの曲。
「あぁ、全てが人並みに、うまく行きますように。」
「愛が、全ての人達へ…。
あぁ、全てが人並みに…。
あぁ、全てが幸せに…。
あぁ、この幼稚な気持ちが、どうか、永遠でありますように。」
なんて、すごすぎる。このときの引きこもっていた彼にしか書けないかもしれない歌詞。
メロディーもこのアルバムの中で一番好きです。
この曲だけでも聴いてみることをお薦めする。
15.犬と猫 再び – 採点なし
エピローグみたいな感じです。
スタッフロールが流れてもおかしくない。
おまけ〜Sec.
弾き語りの曲と、「主題歌」のイントロ。
感想 – ★★★★★
最高です。
音楽に対する愛を感じる。
愛があるアルバムは愛をもたらす。
というわけで大好きなアルバムです。間違いなく星五つ。
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