- 2008-01-25 (金) 22:11
- Mangas
カテゴリとしては、「伝奇物語」。
「七夕祭り」が昔から伝わるある村を舞台に、不思議な能力をもつ主人公たちがその祭りの『秘密』、そして『不思議な能力』の核心へと迫っていく。
昔話の中に、岩明均的SFが混じっていて、とても興味深く面白い。
また、主人公が「ごく普通、平々凡々の大学生」というのも良い。なんだか、親近感すら覚えてしまう…(笑)
やはり、この作品、岩明均だ。
彼と言えば「寄生獣」が有名だが、その中で見せた圧倒的なストーリー展開の面白さは健在。
4巻という短い中に、ものすごく濃い展開を詰め込んでいるし、張った伏線もしっかりと回収。そしてなにより読後感がすばらしい。
最後に主人公、南丸君から発せられる名台詞は感動。
「寄生獣」にある、「地球云々」といった壮大なものではない。
一つの村(からははみ出す部分もあるが)、そこで繰り広げられるある意味範囲の狭いこじんまりとした話だが、だからこそ、「主人公は平凡な大学生」という設定がものすごく活きてくる。
そこにあるのは僕たちの身近にある感動だし、それはあるいは実際にあった出来事のように、なんだか親近感を感じるのだ。
うん。それは、あるいは実際にあった出来事のように、感じられるのだ。
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