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くるり − 7th Album「ワルツを踊れ Tanz Walzer」

ワルツを踊れ Tanz Walzer

超名盤。
日本のロックバンドとして初の、ウィーンでの録音。

1.ハイリゲンシュタッド HEILIGENSTADT – 採点なし
オーケストラのみのイントロ。
ここから、何とも言えない雰囲気が漂っている。
そして、間をほとんど空けずに#2へなだれ込む。

2.ブレーメン BREMEN – ★★★★★(+★)
岸田曰く、「国歌みたい」。あーなるほど(笑)
6/8拍子でゆらゆらと流れるように進む。
超名曲です。個人的にだけれども。
全編クラシックのような甘美なメロディーに、ピアノとオーケストラが重なる。
そのオーケストラも、嫌みでない程度に曲を甘く切ないものにしている。
まるで物語を語るかのような、岸田の優しい歌詞と歌声が素晴らしい。
アウトロもカッコいい。まさに「ブレーメン」だ。

3.ジュビリー JUBILEE – ★★★★★(+★)
正直この2曲の流れは反則的。
このアルバムの先行シングルで、名曲だという事は既知であったが、ここまでこのアルバムにとけ込むとは思わなかった。
やっぱり二回目のサビ、「JUBILEE 喜びとは…」が最高です。異論は認めません。

4.ミリオン・バブルズ・イン・マイ・マインド MILLION BUBBLES IN MY MIND – ★★★☆
印象的なギターソロと、裏声のボーカルから始まる。
終始転調を繰り返し、落ち着かない曲調なのだが、不思議と癒されます。
全二曲に埋もれがちだが、なかなかの佳曲。

5.アナーキー・イン・ザ・ムジーク ANARCHY IN THE MUSIK – ★★★☆
オーケストラアレンジが目立つが、全体的にロックな一曲。
歌うというより語っているボーカルもその一つだし、ジャキーンと鳴るギターもその一つだ。
緊迫感ある弦楽器の動機が良い。
ただ、これを五分続けるとなると微妙だ。

6.レンヴェーグ・ワルツ RENNWEG WALTZ – ★★★★
弾き語り中心の曲。
弾き語りと言えば、アルバム「アンテナ」の「バンドワゴン」を思い出すが、この曲を聴いて比べてみると、やはりこちらの曲はクラシック音楽の影響が強いように感じた。
三拍子のリズムもそうだが、やはりコード進行や旋律の展開が、前期ロマン派のそれに近いような気がする。

7.恋人の時計 CLOCK – ★★★★★
素朴で素敵な一曲。
美味しいコーヒーを出す喫茶店に流れてそうだ。
冒頭に時計のサンプリングが流れているが、それが頭の中に残って、リズミカルに曲を牽引していく。
ドラムのリズムが凄く好きです。「ばらの花」のラストの、鳥肌もののドラムに近いものを感じる。

8.ハム食べたい SCHINKEN – ★★★☆
初期にありそうなフォーク的な要素を取り入れている感じ。
タイトルがもう問題作的な感じだが、曲の内容もまたカオス。ハムって女性の隠喩らしいです。
ヘヴィーなギターが特徴的。
それにしても変態的ですね。

9.スラヴ SLAV ★★★★
バンジョーが素敵。
まさに「スラヴ」みたいな感じ。ドヴォルザーク、とかそこらへんみたいな。
冒頭からいきなり「ヨロレイヒ」というヨーデルが炸裂。
中盤の駆け抜けるような展開が素朴でカッコいい。

10.コンチネンタル CONTINENTAL – ★★★☆
変拍子が「理解に苦しむ」曲。
終わった後で「???」となる、短い曲です。
なんか凄い事になってるなあ。

11.スロウダンス SLOWDANCE – ★★★★☆
切なくて落ち着いた一曲。
なんとなーく入っているヴァイオリンが素敵だ。
サビの半音上昇が綺麗だ。

12.ハヴェルカ CAFE HAWELKA – ★★★★
歌詞カードにも載っているカフェの名前を曲に引用。
ロシアの部局のようなリズムが軽快。
「ララーララー…〜フゥーッ!」の展開は和気藹々で、お酒が入ってそうだ。
この部分、ライブでみんなでやりたい。

13.言葉はさんかく こころは四角 TRIANGLE – ★★★★★(+★)
シンプルな名曲。
素朴なギターと、バスドラのリズムが、とにかく、良い。
歌詞から何から何まで完璧です。聴いててホロリと来るくらい。すごいぜ、くるり。
シングル盤のレビューをまだしてなかった事に気づきました。今度絶対します。

14.ブルー・ラヴァー・ブルー BLUE LOVER BLUE< 初回盤BONUS TRACK> – ★★★★
打ち込みも入ったリズムと、どこか南国なムードが秀逸。
夏にゆらゆらゆれる一曲。
フィッシュマンズっぽい要素もあったり。

感想 – ★★★★★(+★)
もう間違いなく2007年のベスト・アルバムです。
本格的なオーケストラとロックサウンドを加えるという、誰かがやってそうでやってなかった事を、このアルバム一枚でどずんと表現してみせました。
音楽って素晴らしい!
そう思える、14曲です。

Comments:2

たく 10-08-21 (土) 22:17

はじめまして。

ブレーメンに関してはおそらく誰もケチつける人はいないと思いますが、ジュビリーにはムーンリバーがうんぬんというのはずっとついてまわると思います。

ファンの中にもあれはちょっと…って人も少なくないみたいですし。

nenem 10-08-21 (土) 22:28

はじめまして。

「ティファニーで朝食を」のMoon Riverですね…。確かに似てますね、というかメロディーは一部完全一致ですね!
聴いたことがありながら気付きませんでした。勉強不足です。

聴いた感じ、オザケンみたいな明らかなサンプリング風の模倣とはまた違った感じがしますね。
そういうことがわかると、複雑…。名盤なのには変わりないですが。

コメントありがとうございました。

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