- 2008-07-08 (火) 18:32
- Aburadako - あぶらだこ
1.ど宴会錦 - ★★★★
アルバムの初っぱなから飛ばしまくりです。
ガリガリとディストーションをかけたギターとベースが変拍子で駆け回る。
変態的な不規則な演奏の後に、やっとメロディーらしい部分が出てくる。
しかし、それもつかの間、「ど宴会錦」という間の手が入ると再び最初からのカオスに戻ってそのままEND。
2.やまびこ - ★★★★
ギターとベースがユニゾンっぽくなっているイントロが印象的。
イントロが終わるとボーカルが入る。前作もそうだが、今回もまた切れ味を重視している感じの、叫びにも近いボーカル。
なんでも音猫シティの中前寺蝿氏のバンド、スープーメッセンジャーのオープニングSEに使われたらしい。
これがオープニングで流れてきたら度肝を抜かれるだろうなあ。
3.湯ヶ島吟行 - ★★★★☆
これ凄い曲だと思います。
短い中にもの凄い濃い「あぶら」が詰まってる感じ。
合いの手も決まってるし、ギターソロが格好良過ぎ。
途中の、静かな部分に、進化を感じます。それにしても、メロディーも何もあったもんじゃない展開がさすがだ。
4.肴核 - ★★★★
題名読めません。
あぶらだこの中で難易度中くらいですね、きっと。
途中で付点のリズムになるのが、なんだか楽しげで好き。
ギターが相変わらずカオスです。今回はギターが主役?
5.索漠な信号 - ★★★★★
イントロのフレーズが変にポップで困る。
そこからおかしなコーラスが入り、変拍子はほとんど抜きで、それでも電ノコで切るような、チェーンソウのような鋭いギターは健在。
間奏が突き抜けていく様でカッコいい。
6.新世界 - ★★★★★
この曲もキラーチューンです。
イントロのドラムソロから、不協和音のアルペジオからテンポの変化、叫びを含んだボーカルまで、形容し難い世界が広がります。
なるほど、それが新世界ってことか、と変に納得してしまうはず。
7.夕映 - ★★★★★
イントロのジャリジャリのギターソロが時代劇みたいで(!?)カッコいい。
7つめのコードから雰囲気が変わり、そこからAメロ(??)になだれ込む。
微妙にリヴァーブがキいていてよい。
8.律動 - ★★★★
「律動」。その言葉そのままの蠢くベースから始まる。
全体的に高音が突き抜けるみたいでよい。
「矛盾律な利率に幽閉された慌野」の後のアウトロがカッコいい。
9.冬枯れ花火 - ★★★★★(+★)
PVが作られた曲。なんでこの曲を…(笑)
まるで規則などなく、しかし根底にしっかりと規則があるように思わせる不思議な曲調。
個人的には「三連符」連呼〜「なったなった花火が/不発」までの展開が凄く好き。
最後、なにげにメロディアスでキャッチーなのが笑えます。
好き。
10.過去過去去来 - ★★★★
アルバムを締めくくる壮大な一曲。
とにかくカオスな世界が広がります。
何もかもを超えて昇天できそうな曲です。
「暈けて涙痕」。
感想 - ★★★★☆
前作より荒々しさを増している。
ギターもベースもドラムもボーカルも暴力的にこちらに迫り来る。
ドスドスと、ガリガリと、辺りを切り裂く変拍子は我々を戸惑わせてくれる。
やっぱり彼らは最高です。
このアルバム、彼らのパンクな面を全面的に表現した実質最後のアルバムだったりしませんか。
彼らはこの後「穴盤」「舟盤」で勢いやディストーションしたギターより楽曲の複雑さに重きを置いているような気がします。
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