読んだ本 #090331
- 2009年 3月31日
・名曲悪口事典 ニコラス・スロニムスキー
ベートーヴェン以降の作曲家に対する批評家の、悪評のみを乗せてある。
それも、今で言う名曲ばかり。(ベートーヴェンの第九や、ワーグナーのタンホイザーなど)
視点が面白くて、良く纏まってると思います。
悪評に対して「何言ってるんだこいつは!」とちょっと腹が立ってしまう物もあれば、ウィットに富んでいて思わずニヤリとしてしまうものまであって、読んでて面白かった。
・あなたが教える絶対音感Q&A 江口彩子
そこまでして絶対音感を習得する意味が、果たしてあるのか。
絶対音感への崇拝は正しいことなのだろうか。
むしろ相対音感の方が後天的に身に付くと言われているし、ソルフェージュなどにも役に立つから、そちらを重要視すべきだと思う。
・ユリシーズ ジェイムズ・ジョイス (丸谷才一・永川玲二・高松雄一訳)
話には聞いていたが、驚くほど難解。注訳こそ付いているが、それでもわからないものが多々。
オデュッセイアに題材を取り、その登場人物であるオデュッセウスやテーレマコス等を登場人物に置換して書いている。
人の精神の流れ、音韻、駄洒落、パロディー等の様々な要素を盛り込んでいる。
しかしこの本、全三冊、それぞれが辞書並みの厚さ。であるにも関わらず、実際書かれているのは「1904年6月16日」、たった一日の出来事である。凄まじい情報量。
最終章、句読点の無い、延々と続く女性の独白は読むべき価値あり。yes。
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