フジファブリック − 2nd Single「陽炎」(再考)

陽炎

1.陽炎 – ★★★★★(+★)
フジファブリックの最初の四枚のシングル―いわゆる四季盤―は、本当にその季節にぴったりと合っていて、春が来るたび「桜の季節」を、夏が来るたび「陽炎」を、秋がくるたび「赤黄色の金木犀」を、冬が来るたび「銀河」を、よく聴いていた。
まあ、今年もいつものように夏がやって来て、この曲を聴きながら汗をかきかき日々を過ごしているわけです。
どこかダルでノスタルジーな気分漂うBメロをイントロに持って来て、そこから躍動感のあるイントロ、Aメロへ。
間奏でのギターの逆回しで、それもまた耳に残る。
その後のドラムのリムショットの連続から、「ダダダダダッ」っていうサビへの入り方も最高である。
ピアノが前面に出ていて、ダイちゃん大活躍の一曲でもある。

2.NAGISAにて – ★★★★★
アルバムに入らないことが残念なくらい、フジファブリックのカップリングは最高である。
キーボードとギターが同時に下降するイントロから、銅鑼の音とともに始まるフレーズ、Aメロ…という流れは志村の作曲能力の高さを伺わせる。
「可愛い子を見つけるとついつい家まで追いかけてしまう」志村なりの、変態性を孕んだ恋の形と言った感じの歌詞も好き。

言える訳もない 言える訳もないから

うーん、わかりますわかります…。うん、その気持ちわかりますよ。


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スピッツ − 36th Single「つぐみ」

つぐみ

1.つぐみ – ★★★★☆
なんかイントロ聞き覚えがあるなあ…と思ったら、Monkeesの「Last Train to Clarksville」のイントロのアルペジオだった。ただ似てるだけだと思いますが。

「愛してる」 それだけじゃ 足りないけど 言わなくちゃ
嬉しいとか 寂しいとか 君に生かされてる

とか、初っぱなから飛ばしています。珍しく(いや、最近じゃ珍しくないのかな?)ストレートなラブソング。

幼いだけの密かな 掟の上で君と見た
夏の魔物に会いたかった

というような、暗喩だらけの歌詞を歌っていたバンドとは歌詞の作りがまったく違うように思える。

しかし、スピッツはスピッツである。「ハチミツ」期のような爽やかなサウンド、それにマサムネの声が乗る。
それだけじゃ足りない」わけがない。

2.花の写真 – ★★★★
軽快なリズムの曲。ペダルスチール・ギターとマンドリンを採用している。
この安定感!
曲もそうだが、バンド隊とマサムネのボーカルは、いつ聴いても凄まじい安定感を誇っている。
この曲のAメロやサビのように、「あまり高くないけど高め」という音域でマサムネの声が活きてくるみたいだ。

3.恋する凡人(Live) – ★★★★★
ここからライブバージョン2曲。
インディーズ期のような勢いのある曲。
歌詞もひねくれていて凄く良い。

これ以上は歌詞にできない

というところで、なんとなく民生さんの「マシマロ」をちょっと思い出した。あんまり関係ないけど、気にしないでください…。

4.つぐみ(Live) – ★★★★☆
ライブでも変わらぬこのクオリティ…
流石である。


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Base Ball Bear − 11th Single「Stairway Generation」

最近のベボベはカップリングも凄く良い。

Stairway Generation

1.Stairway Generation – ★★★★☆
キャッチーなロックサウンドを聴かせる彼ら、この路線が手に着いて来たのはおそらく1stの後のシングル群からだろうか。
1stのころはどこかオルタナ臭も結構前面に出ていたが、このごろはキャッチーに針が振れている。それで、そのキャッチーさ彼らのいいところでもある。
メロディーはめいっぱい聴かせる。んでもってバンド隊は本格派だ。そのバランスが絶妙なのだ。
この曲もそうだ。リードギターは非常に恰好がよろしい。
サビの前の「僕は」を思いっきり「ぼ・く・は!」とブレイクさせて、サビの最後にもそのリズムを用いてくるそのセンスが好きだ。

2.USER UNKNOWN – ★★★★☆
カップリングの二曲は恋愛の曲です。
この曲はギターが良い。リードにもバッキングにも、全体的にコーラスがかかっているのかな?それが曲調とあってる。
もうほんとにキャッチー。聴いてて心地よい。

3.恋愛白書 – ★★★★☆
アコースティックを押し出した一曲。イントロのドラムロールが印象に残る。
こういう爽やかな夏っぽい曲がやっぱり彼らの持ち味です。


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ASIAN KUNG-FU GENERATION − 15th Single「迷子犬と雨のビート」

これも「四畳半神話大系」のオープニングテーマ。
それにしてももう15thなんですなあ。

迷子犬と雨のビート

1.迷子犬と雨のビート – ★★★★
はじめてホーンセクションを取り入れた曲。
三連符系のリズム。
「ありそうでなかった」という感じで、アジカンの決して(いい意味でも悪い意味でも)ひねくれることのないギターサウンドがホーンと上手くマッチしている感じだ。
アウトロの収拾の付け方が独特。

2.雨上がりの希望 – ★★★★
これもシングル曲に置いていいほどの佳曲。
アジカンのその安定感は凄い。よくもまあこう安定して良曲を作り続けられるのか。なんというか、畏敬すら感じる。
#1も#2も、(#2には転調こそあるが)ハ長調だというところがなんかいい。
それがシンプルさを生んでいるのか。


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